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日々の生活絵図鑑 real illustration

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2012.02.10 Fri Nipponのお茶2012

Nipponのお茶

昨年末フランス人の友人Paulのメールが例年の冬の如く暗く落ち込んでいた。
(パリに住む彼は夏は陽気なくせに、どんよりとする冬には必ずナイーヴになる)
出会って丁度10年、興味の全く無かったフランスに生活するまでに影響を与えてくれた
もっとも親しい友人だけにいつか1枚は絵を贈りたいと思っていた。
以前描いた「Nipponのお茶」はもう一度描き直してみたいと思っていたし、
茶柱が立つという些細な事にも幸せはあるんだよ
というメッセージも含めてこの絵を再度描く事にした。
ちなみにこの湯呑みはマラソンで日本を一周した相方の祖父が還暦の時に作ったもの。
それと「漱石の猫」。これも以前描いた絵で、初めてPaulに見せた時、
猫の目がとても印象的だと会うたびに話題にしてくれ気に入っているようだったので、
これと相方が出版した本と彼が大好きな日本茶をセットで本日フランスへ送った。
もう60歳になり、妻とは十数年前に離婚、娘達は独立し、彼自身は現在失業中。
ずっと南仏で看病していた母親も1昨年に亡くなり、孤独感がメールに漂う。
ほんの少しでも、ほんの一瞬でもその重い空気が晴れてくれると良いのだけれど…。

Acrylic, 30cm×30cm (2012)