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日々の生活絵図鑑 real illustration

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2014.07.25 Fri 鍵元涼展

昨日、どうしても気になっていた鍵元涼さんの展覧会を都心に出たついでに観て来た。
知合いの付合いでもない、案内が来たわけでも、有名な作家でもない展覧会を
夏バテで身体が重い上、大雨の中を観に行くのは
おっくうがりで出不精な自分には極めて珍しい事。
でも観に行った甲斐があった。久しぶりにとても良い個展だった。
奥に広がるギャラリーの空間とも相まって、清々しい気持にさせてくれる展覧会だった。
昨今のイラストレーター系の個展はお仕事ちょうだい的な個展も多いけど、
彼女の絵はそういう媚びも感じられなければ、
アートとして一発当ててやる的な面も感じられない。
モチーフはいたって日常的な空間だったりするのだけど、
5Bの鉛筆1本で細い所から、黒い所まで緻密で丁寧でありながら、
大胆に描かない所を作り独特な空間が出来上がっている。
その潔さや描き方に合った画面サイズも相まってとても気持いい絵だった。
イラストレーションとして仕事がバンバン来るような絵でもなく、
アートや絵画でそうそう高額で沢山売れる絵でもないと思う。
でも絵って観る人とのコミュニケーション。空間や場所も重要になるけど
観た人が言葉じゃない何かしら感じて帰れる絵、そういうのが本来、
絵の原点としてあるべき姿じゃないかと思わされる展覧会だった。
こういう人にぜひ濁らずに頑張って欲しいと思いました。
イラストの仕事ですぐにでも稼ぎたいとばかり思ってしまう人
原点に立ち返って一度観る必要のある展覧会だと思います。
タンバリンギャラリー(外苑前)27日(日)まで。

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